情報収集の重要性と志望動機のコツ

介護職員初任者研修や介護福祉士等の資格取得を果たしている方は、転職をするときは入念なリサーチをすることと思います。そして実際に転職活動をする時には、どの事業所でも面接を受けることになりますが、そこで重要になるのが志望動機です。動機の内容が濃いと、事業所側も長く勤めてくれると安心出来ますし、応募者がどれだけ熱意を持っているかや、一生懸命施設のために貢献してくれそうかといったことが判断しやすくなります。そのため、志望動機は採用を勝ち取るために欠かせないものと言えるでしょう。

その際、ポイントとなるのは情報収集です。入職を希望する事業所や会社の求人情報とその紹介文、公式HPや口コミなど、情報のもとになるものは沢山あります。情報収集をすることで、今まで知らなかった事業所の活動内容や魅力、雰囲気などが見えてきます。そして、志望する事業所の魅力などが分かったら、今度はそれを自分の目標などに絡めて面接で話せるように整理しましょう。人それぞれ注目するポイントは違いますが、例えばアットホームな雰囲気だと感じたら、「温かみのある雰囲気の中で高齢者のケアをするのが自分の理想だ」といった内容の動機を導き出すようにします。希望する職場の情報は、履歴書を書くときにも、面接のときにも役立ちますので、転職に慣れていない方は事業所の事をもっとよく調べるようにしてください。

また、より採用選考をクリアするためのコツとしては、その事業所側の特長にスポットライトを当てる方法もあります。求人情報を見てお給料が高いからというのも良いですが、採用側からすると「もっとお給料の良い事業所が見つかったらそっちに行ってしまうのではないか」と心配も生まれます。ですから、そうならないように、施設や事業所独自の取り組みや業務内容に着目して、自身のスキルとリンクさせながら動機を作っていくことをオススメします。