転職時の履歴書に、ネットで調べた志望動機例をそのまま書いて提出してしまう人がいます。介護業界を志望するときには、こうした行為はできるだけ控えておくことが望ましいでしょう。なぜなら、介護の世界は人の出入りが非常に激しくなっているからです。面接を担当する人は、すでに数百人分の志望動機をチェックしてきた可能性があるので、テンプレートそのままの志望動機を書いてしまうと、応募者の熱意を感じられなくなります。人によってはその時点で不合格にするということもあるかもしれません。楽をした分、損をしてしまうことになるのは問題です。参考にする程度ならいいのかもしれませんが、そのまま丸写しをしてしまうのは避けましょう。
志望動機は、良いものが書けると大きな武器になることがあります。素晴らしい資格を取り揃えることよりも、いい志望動機を書く方が効果的なケースもあるのです。ですから、学歴や資格等を羅列するのは構いませんが、志望動機にも手を抜かないようにしましょう。きちんと自分の考えを表明して、全力でアピールしてみると、良い結果につながるかもしれません。やる気があると感じてもらえれば、採用される確率は大きくアップするはずです。
そして、満足のいく動機が書けたなら、それを他の施設でもケースによっては使ってOKです。施設形態や職場の雰囲気に共通点がある場合は。同じアプローチになるのは仕方ありません。中身の濃い志望動機は、どこを受けても人の心に響くはずです。